聲の形 鑑賞して(ネタバレなし)
今日は仕事が休みだったので映画を観てきた。
私は映画などはあまり観ない質の人間だが、最近は君の名はに続き聲の形を観た。漫画では途中までしか読んでいなかったのでとても楽しみにしていたのである。
この作品、声優がいい面子を使ってるだけあり、引き込まれました。流石はやみんです。さすはや。
そしてなんとなんと、雪野五月さんが出ているではないか!
ひぐらしの園崎魅音、詩音の演技を見たときから大好きな声優の1人の雪野五月さん。今はひらがなでゆきのさつきと書くらしい。初めて知った。
声優好きの戯言はさておき…
鑑賞後の感想
幸せな家庭を築くというのはとても素敵なことだなと思った。
何かとてもこの作品を観たあとの感想とは思えないが、素人がその作品を観て何を感じるかは、その時の気持ちや悩みに左右されるものだと思って下さい。
私は恋愛ものには食指が動かないが、友情や家族愛にはめっぽう弱い。
話のさわりだけで言うと、いじめとそれに向き合う少年少女の話。
そんなテーマではあるが、最も私の琴線に触れたことが親子の関係である。
クラナドなどでも感じたことだが、やはり親子とは特別な関係。
子がしたことは親が責任をとる。
当たり前のようにこんな話を聞くことがあるが、これがどれだけ大変なことか。
子供とは無邪気な故、時にとても恐い存在である。
降田天さんの「女王はかえらない」を読んで感じた恐怖を思い出した。このミス大賞作品、気になる方はご一読を。
この作品で、そんな子供の責任をとる親の強さを痛感しました。
楽天家の私は、仕事を辞めて旅に出ると決めたが、これを観ると心苦しく思う。
成人し、社会人になったとはいえ、親の子である関係は変わらない。
いくら自分の人生とはいえ、全部自分で責任がとれるのであれば少しは気が楽だが、そうはいかないだろう。
そんなことを考えさせられた作品。
「今日も、帰ってきた時にすごく思いました。いかに自分が、お父さんとお母さんに愛されているかってことです。わたし、本当に愛されてます。」 古川モニカ
【2015年・第13回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】女王はかえらない (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 作者: 降田天
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/01/08
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