旅で必要なのは語学力?それとも…

いざ旅へというとまず出てくる問題として外国語がある。

 

だが、それを身につけようとする前に、異国で外国人と話す勇気を身につける必要があるとは考えたことはあるだろうか?聡明な貴兄は「当たり前だろ?阿呆か?」と私を罵ることだろう。甘んじて受け入れよう。言われるまでもなく私は掛け値なし、ドのつく阿呆である。

 

旅行であれば大抵1人ではなく誰かと一緒であるので、さほど感じることはないのかもしれない。(個人的に旅と旅行の区別は予定が立っているかどうかとしている。)

 

これが1人になると急に襲ってくるのである。

語学に自信があればこんなもの屁の河童と笑い飛ばせるが、私なぞのシワの殆ど通わない綺麗な脳みそでは由々しき問題である。

 

これを解決するのが飲み屋へGOである。

これは私がアジア1人旅で得た教訓の1つである。

日本であれどこであれ、飲み屋は会話が飛び交う場所である。私は残念ながらお世辞にも口達者ではない。

それでもお酒が入れば相応には話すものだ。

私の語学学校は飲み屋である。 

実に安上がりでストレスフリー。理想の環境と言えよう。勇気は酒から貰う。格好よさげに聞こえるがただの飲兵衛であることは否めない。

 

しかし、飲兵衛法で培える語学を侮ることなかれ!短期間であれ旅のお供とそこで出会うことも多々という戦果をあげた私が少しは保証しよう。運が良かっただけかも知れないので少しの保証で勘弁願いたい。

 

今回もそれを頼りに勉強など毛ほどもしていないが、楽天家の私はそれでもなんとかなると信じて疑わない。うむ、なんと立派な勉強したくない逃げの理由だろうか。

 

 

これから旅を考えているそこな旅の者よ。

 

 

「汝、書を捨て飲み屋へ出よ。さらば、語学力与へられん。」       モニカ